条件から絞る

このページは、3つの条件を順に当てはめて、自分に使える手段だけを残すためのページです。資金調達の方法を全部理解しようとすると時間がかかりますが、条件から入れば、多くの場合3つか4つまで絞れます。

最初に、なぜこの3つなのかを説明します。そのあと、①いつまでに必要か ②法人か個人事業主か ③いくら必要か の順に見ていきます。最後に、3つを組み合わせた早見表を置きます。

なぜ「時間・立場・金額」の3つなのか

資金繰りで急いでいるとき、人はすべての選択肢をていねいに比べません。それは判断力が足りないからではなく、時間が限られているときは、条件に合わないものを先に外していくほうが速く、しかも正確だからです。

そして、資金調達において「条件に合わないもの」を決めるのが、次の3つです。

  • 時間——公的融資は1か月かかります。今日必要なら、この時点で候補から外れます
  • 立場——法人しか受け付けないサービスがあり、逆に個人事業主専門のサービスもあります
  • 金額——数十万円の少額を扱わない会社もあれば、少額に特化した会社もあります

逆に言えば、この3つさえ決まれば手段はほぼ決まります。順に見ていきます。

① いつまでに必要ですか

いちばん強く効く条件です。ここで大半が決まります。

今日・明日まで

この段階で使えるのは、ファクタリング(売掛金がある場合)事業者ローンの即日枠、そして支払い相手との交渉だけです。融資はどれも間に合いません。

ただし、その日のうちに振り込んでもらうには、時間の制約があります。多くの会社は「午前中の申込」「銀行の振込締切前の契約完了」が条件です。15時を過ぎると翌営業日になることが多いため、迷っている時間があれば先に申し込みだけ済ませるほうが確実です。

今日中に必要な方は、専用のページに手順をまとめています。

今日中に資金が必要な方へ

3日〜1週間

少し余裕があります。ファクタリングなら複数社に見積もりを出して比べられますし、事業者ローンも審査を待てます。この期間があるかどうかで、支払う手数料はかなり変わります。1社だけで決めず、2〜3社に相見積もりを取るのがこの段階の使い方です。

2週間〜1か月以上

公的融資が候補に入ります。日本政策金融公庫や自治体の制度融資は、金利が年1〜3%程度と、他の手段より一桁安く済みます。この時間があるなら、まず公的融資を検討しないのは損です。

同時に、支払条件の交渉やリスケジュールも間に合います。手数料を払う前に、費用ゼロで解決できないかを先に確かめてください。

② 法人ですか、個人事業主ですか

時間の次に効くのが立場です。同じ「ファクタリング」でも、受け付ける相手が違います。

個人事業主・フリーランスの場合

法人を対象にした会社では申し込めないことがあります。一方で、個人事業主やフリーランスを専門にしているサービスがあり、そちらは金額が小さくても対応します。書類も、確定申告書と請求書だけで足りることが多いです。

フリーランスの請求書を対象にした代表的なサービスを2つ挙げます。どちらもWebで完結し、少額から使えます。

それぞれの条件と、どちらが自分に合うかは、次のページで比べています。

個人事業主向けの解説を読む

法人の場合

選択肢は個人事業主より広くなります。金額の上限も高く、数千万円規模まで対応する会社があります。事業者ローンも、法人向けのほうが枠が大きく設定されています。

ただし、法人であっても設立から半年未満だと断られることがあります。この場合は、取引先の信用で判断されるファクタリングのほうが通りやすくなります。

法人向けの解説を読む

③ いくら必要ですか

最後の条件です。ここで会社の選択肢が変わります。

必要な金額現実的な手段注意点
〜100万円少額対応のファクタリング請求書のカード払い少額を扱わない会社があるため、対応範囲を先に確認
100万〜1,000万円ファクタリング事業者ローン公的融資時間があれば公的融資のほうが費用は圧倒的に安い
1,000万円〜法人向けファクタリング銀行融資不動産担保ローン1社では枠が足りないことがあり、複数社の併用も検討

※表の中の言葉はすべて解説ページへのリンクです。意味がわからない言葉は、先にそちらをお読みください。用語集にまとめもあります。

少額のときに気をつけたいのは、手数料が金額に比例しないことです。30万円の請求書に一律1万円の事務手数料がかかれば、それだけで3.3%になります。金額が小さいほど、率で比べてください。

少額のときの選び方を読む

3つを組み合わせた早見表

ここまでの3条件を組み合わせると、次のようになります。自分の行を探してください。

いつまで立場まず検討する手段
今日中個人事業主個人事業主専門のファクタリング(少額・Web完結)
今日中法人即日対応のファクタリング事業者ローンの即日枠
今日中売掛金がない事業者ローン支払い相手との交渉
3日〜1週間共通ファクタリング2〜3社に相見積もり/事業者ローン
2週間〜共通公的融資(公庫・制度融資)/支払条件の交渉
1か月以上共通公的融資銀行融資補助金の準備

手段が決まったら、次は会社を選びます

ここまでで手段が絞れたら、最後は「どこに申し込むか」です。同じファクタリングでも、対応する金額・入金までの速さ・手数料の考え方は会社ごとに違います。掲載している会社を一覧で比べられるページを用意しています。

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